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2008年度 社団法人豊橋青年会議所 理事長所信

理事長 富田委千弘
理事長 富田委千弘
 日本全土が焼け野原となり敗戦という形で終戦を迎え、まだまだ混迷の時代であった1951年、全国で17番目の青年会議所として豊橋青年会議所が誕生しました。設立趣意書には「日本経済の正しき発展と世界平和の実現にいささかなりとも寄与する処あらんと企図するものであります」と結ばれております。わが国は戦後復興とともに奇跡的な経済成長を続け、数字の上では世界トップクラスの経済大国となりました。日本人の個人所得は世界的に見てもトップクラスとなり、日本の産業は大量生産、大量消費の時代を作り物質的な豊かさを演出しました。その一方で、拝金主義、利己主義が人々の心を支配し、凶悪犯罪の発生、モラルの低下など耳目を覆いたくなるような出来事が後を絶ちません。罪悪感を持ち合わせない人々の出現は、社会生活を円滑に送るための信頼関係を崩壊させ人間不信をも引き起こしています。物質的な豊かさを得る代わりに、心を捨てるという選択はやがて全てを失う結末を迎えるでしょう。

我々が目指す、明るい豊かな社会とは単に物質的な豊かさだけではなく、心の豊かさを持ってはじめて達成されるべきものであり、その精神は子孫へと脈々と受け継がれるべきものです。全てにおいて持続可能な社会を構築しなければその先の未来は描けません。JCしかなかった時代から、JCもある時代になった今、我々Jayceeは真に明るい豊かな社会の実現を目指し、姿勢を正し、自らの責任を自覚し、物事を正面から捉え、ゆるぎない志と愛情あふれる精神を携えた凛とした姿勢で臨みましょう。 いつの日かJC不要の時代が来るまで・・・・・

〜リーダーとしてのスキルを持とう〜

 企業や団体の起こす不祥事が後を絶たず、モラルの低下は顕著に表れています。企業は社会の公器であり、社会から必要とされるべき存在です。その上で、企業経営者はリーダーとして組織の方向性を明確に示し、組織を牽引して行く責任ある立場にあります。私たち青年会議所メンバーは、そのほとんどが青年経済人で構成されており、リーダーとしての資質を身につけ企業活動を通じ地域に貢献できる人材であるべきです。さまざまな活動をする中で、そのアイデアを具現化するために時として多くの人の協力を得なければなりません。自らの考えや行動プランを的確に伝え、共感を得ることによってその原動力たる人の集まりを作り、組織として活動する上でその組織を活性するための能力も持ち合わせなければなりません。リーダーは組織全体を見回し、常に最適な状態を作り上げるスキルを身につけた人でなければなりません。凛とした真のリーダーを目指して日々精進が必要です。

〜災害に備え危機意識を持とう〜

 名古屋地方を襲った水害、新潟中越地方を襲った地震災害は記憶に新しいところです。東海地方は近い将来、地震災害発生の可能性の高い地域として指定されています。これに対し備えは充分でしょうか。青年会議所メンバーは一個人として家族を守る「自助」はもちろんのこと、地域と共に「共助」に対してもリーダーとしてその能力を発揮しなければなりません。災害と聞くとついつい他地域での救援活動を想像しがちですが、私たちは自らの身に災害が降りかかったとき冷静な判断ができるでしょうか。災害に対する危機意識を持ち、組織として有効に活動できる備えが必要です。予測されている災害だけに被害を最小限にとどめ、迅速な復興活動に移れるよう、JCとしての組織力を活かすべく地域の行政、他団体との連携、他地域LOMとのネットワークを構築し、万一の際にいち早く地域のために貢献できる仕組みづくりが急務と考えます。

〜加速する地域再編と有権者の責任を自覚し、まちの未来を考えよう〜

 今から約130年前の廃藩置県以来、幾度もの配置分合を経て中央集権体制が強化され、戦後においてもこの枠組みは継続されています。小さな政府を目指し、改革に挑んだ小泉内閣以降、「平成の大合併」「道州制」といった言葉が聞かれるようになりました。隣接する浜松市も近隣市町村と合併し政令指定都市に移行しました。北海道では早くも道州制の試験的な導入が始まろうとしています。やがてこの流れは全国に広がって行くでしょう。地方分権の時代のために今からその本質を理解し、あくまでそこに住まう人々にとって最良の選択がされるよう準備しなければなりません。穂の国森林祭2005は東三河に暮す人々にとって命のつながりである水源としての豊川を、上流域から下流域までの人たちが連携をして守る循環型社会の実現を提唱し、一定の成果を残しました。広域的な連携によって見えてくる広域行政の枠組み、市町村合併は豊橋にとって必要なものなのか、また、道州制は国民にとって必要なものなのかを投げかけて行きます。

また、主権在民のこの国で、政治に対する関心が薄いのは「誰がやっても特に生活が変わるわけではない」といった過去の時代の常識があるのかもしれません。仕組みを変えようとしている今がまさに劇的変化をする時代であり、自分たちの未来を託す代表の選び方でまちの将来が変わる可能性もあります。公職者は選挙によって公約を掲げ、有権者の信任を得て当選を果たします。その公約が達成可能なものであるか、後に我々の代表として正当な結果を残せるのかを見極めなければなりません。一人でも多くの市民が自らのこととして政治に関心を持ち、真剣に自らの未来を考えることができるきっかけを作りたいと思います。変化の激しい今こそ、自分たちの意見を反映する代表の選択基準を住民一人ひとりが理解し考えなければなりません。

〜わくわくする「まち」とよはし〜

 子供の頃、「まちに行こう」と言った。買い物をしたり遊んだり楽しい事がいっぱいあったように記憶している。豊橋の魅力って何でしょうか。豊橋のブランドとはなんでしょうか。東三河の主要駅である豊橋駅前の再開発が加速し、市民病院跡地の開発、駅東口の再開発と新しい豊橋の顔が相次いでオープンします。大きく変わろうしている中心市街地は人の流れも変えて行くでしょう。人の賑わいがまちの活気であり、「また来たくなるまち」としての豊橋らしさの発信を行い、豊橋のまちのブランディングに役立てて行きます。

〜大人の背中を見て育つ、地域の宝を育てよう〜

 給食費を払わない親がいる。携帯電話の料金は支払えても子供の食費は払えない。「もっとうまいものを食わせたら払う。」耳を疑うようなセリフである。払えないのではなく払わないというのが正しい表現でしょう。

黒船が現れ欧米列強の要求によって開国をしました。「国家百年の計は教育にあり」という言葉が表す通り、日本は、わが国の繁栄に不可欠なものとして教育に力を入れてきました。現代においても日本国民は教育を受ける機会を保障されており、義務教育を受けることによって社会生活に必要な知識を得ています。世界にはまだまだ教育を受ける機会を得られない子供が大勢いることを考えれば、日本は絶対的に幸せな国です。子供は大人の背中を見て育つものであり、乳幼児期に大人の見よう見まねで生きる術を学ぶことから始め、大人になっても先輩の行動は手本となります。便利になった文明社会は決まりきった仕組みの中で、本来人間がもつ動物的な感性を磨くこともなく、他人との触れ合いが極端に少なく、相手のことを考えることも無く無難に年齢を重ねることで大人になって行きます。背中を見せられない大人に教育された子供は、その子供にも背中を見せることはできないでしょう。

今ならまだ間に合うはずです。おかしな国、ニッポンにならぬ前に、元来、日本人が持っていた美しい精神文化を取り戻し、内面から美しい日本人を育てましょう。凛とした日本人として生きてゆくために。

〜LOMの活力、魅力ある組織であり続けよう〜

 (社)豊橋青年会議所は定款により会員を2種類に規定しています。20歳以上40歳未満の品格ある青年を正会員、40歳に達したことにより正会員資格を失ったものを特別会員としています。時がくれば全てのメンバーが特別会員となり、正会員の減少はLOMの活力を奪います。我々の理念を広く市民に広め、明るい豊かな社会づくりを行うには志を同じくする同志たる正会員が多く必要であり、多いほどにその力を発揮します。今年度も全員拡大の体制を維持しLOMの活力源としての会員拡大活動を行います。そして、歴の浅い若年層を対象とした事業を通じて、三信条を確信なものとし将来にわたって活力あるLOMであり続けるための礎を固めます。

 また、行政改革の一環として不透明な組織解体を目的にはじまった公益法人制度改革。文字通り「公」の「利益」であるか否かを一定のルールによって区別するもので、私たち青年会議所にもより高い透明性を求めています。JCは今までの活動、今後の活動をみても公益性の高い団体であることは自明の理であり、将来的に公益社団法人格を取得すべきであると考えます。いよいよ2008年度から5年の間に公益社団法人か一般社団法人かの選択をしなければなりません。メンバー全員で議論する場を設け、社会的信頼の高い公益社団法人への移行を目指します。

〜全国会員大会副主管LOMとして〜

 1990年、(社)日本青年会議所第39回全国会員大会豊橋大会が開催されました。 当時、三遠南信広域連携を進めていた隣接する静岡ブロックの浜松JC、長野ブロックの飯田JCが共に副主管として豊橋大会運営に際し強力にバックアップをしていただきました。2008年、浜松において全国会員大会が開催されます。今度は豊橋JCが副主管として、当時頂戴した恩義を返す気持ちで全LOM体制をもって臨みます。

〜凛としたJayceeとして〜

 日本という国はマスコミに左右されやすく、行政主導でのまちづくりが主であることから、全国画一のまちづくりが行われ、それぞれの地域性が出にくい特徴があります。私たち青年会議所は独立した団体として、豊橋らしいまちづくりを提唱してゆかなければその存在価値がないと言っても過言ではありません。JC運動を行う主体はまさに「人」であり、人づくりこそがまちづくりであると考えます。

脈々と受け継がれてきた56年間の伝統と57年目の進化の時を前にし、
JCメンバーであることを誇りに思い、
JCメンバーであることが幸せであることを実感し、
JCをやらせていただけることに感謝の気持ちを持って、
堂々と行こう、継承と進化の気概を胸に、
凛としたJayceeとして、さあ、始めよう!


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